竿立さおだち)” の例文
今度の馬は杖でなぐる度ごとに、蹴ったり竿立さおだちになったりする毛物けもので、大部せき立ててやっと伸暢駈足ギャロップを始めたが、それがまた偉い勢で飛んで行くのである。
竿立さおだちになり、タッタタッタと、二、三歩後退した。
貞操問答 (新字新仮名) / 菊池寛(著)