竈門山かまどもんやま)” の例文
先年里人さとびと妻その夫といさかいておおいにいかりしがこの熱湯に身をなげけるに、やがて身はただれさけて、その髪ばかりうかいず。豊後風土記いわく速見はやみ赤湯泉せきとうせん。この温泉も穴郡あなごうりの西北竈門山かまどもんやまあり
別府温泉 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)