窟戸いわと)” の例文
「えゝ毎度伺いますが、兎角此の殿方のお失策しくじりは酒と女でげして、取り分け御婦人の勢力と申したら大したものでげす。我が国はあま窟戸いわとの始まりから『女ならでは夜の明けぬ国』などと申しまする。………」
幇間 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)