これでは今日も、日本空軍にっぽんくうぐんのはげしい爆撃があるだろうと思って憂鬱ゆううつになったとたんに、ぷーっという空襲警報くうしゅうけいほうのサイレンであった。
もう空襲警報くうしゅうけいほうもなりひびかないのだ。焼夷弾しょういだんや、爆弾の間をぬって逃げまわることもなくなったのだ。今は苦しいが、日一日と楽しさがかえってくるにちがいない。
一坪館 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「あ、空襲警報くうしゅうけいほうだ!」
英本土上陸戦の前夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
空襲警報くうしゅうけいほう
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)