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空矢
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あだや
ふりがな文庫
“
空矢
(
あだや
)” の例文
私がいくらあなたに利益を与えようと
焦慮
(
あせっ
)
ても、私の射る矢はことごとく
空矢
(
あだや
)
になってしまうだけです。
硝子戸の中
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
とたんにドッと
鬨
(
とき
)
の声が林の奥から湧き起こり、朝陽の輝く社殿を目がけ雨のように矢が飛んで来た。それが一本として
空矢
(
あだや
)
はなく、生死は知らず二十人の土人バタバタと地上へ
転
(
ころ
)
がった。
加利福尼亜の宝島:(お伽冒険談)
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
位置はよし、手練は無双、ただ一本の
空矢
(
あだや
)
もなく、二十三人を射て取った。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
空
常用漢字
小1
部首:⽳
8画
矢
常用漢字
小2
部首:⽮
5画
“空矢”で始まる語句
空矢声