トップ
>
空々
>
からから
ふりがな文庫
“
空々
(
からから
)” の例文
従って、その収入は、三千石や四千石の禄米とは、比較にならないほど多かったが、四人兄弟の代になって、競争で、財産を減らしてしまった。いや、
空々
(
からから
)
に、乾かしてしまったのだ。
田崎草雲とその子
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
家禄城地を召しあげられた当座の
動顛
(
どうてん
)
のうちに、とぼしい藩庫は
空々
(
からから
)
になっていた。特別の
憐愍
(
れんびん
)
によって個人の所有に残された家財道具も、かねめのものはこのたびの旅費に消えていた。
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
空
常用漢字
小1
部首:⽳
8画
々
3画
“空々”で始まる語句
空々寂々
空々漠々
空々敷
空々然
空々若々