種子だね)” の例文
そうかと思うと、原稿紙をもって不意に姿をくらまして人を騒がせ、新聞のゴシップ種子だねになるようなことも珍らしくなかった。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
折から葭籬よしがきのもとに、いつのこぼれ種子だねやら朝顔の二葉ふたば土を離れて、我がやどすてぬといへる発句の趣向をあらはす。
花のいろ/\ (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)