秤盤しようはん)” の例文
菅茶山の朝貌あさがほの話は、流暢な語気が殆どトリヰアルに近い所まで到つてゐる。想ふに茶山は平素語を秤盤しようはんのぼせて後に、口に発する如き人ではなかつただらう。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)