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秘伝
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こつ
ふりがな文庫
“
秘伝
(
こつ
)” の例文
旧字:
祕傳
米友はその常例によって、旅に来た浪人から「
淡路流
(
あわじりゅう
)
」の槍の一手を教えられたが、三日教えられると直ぐにその
秘伝
(
こつ
)
を
会得
(
えとく
)
してしまいました。
大菩薩峠:06 間の山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
一生稽古したって駄目な奴は駄目なんだ、
俺
(
おい
)
らなんぞは木下流の槍の手筋を三日しか稽古しねえんだ、木下流とも言えば淡路流とも言うんだ、三日稽古をしてその
秘伝
(
こつ
)
を
大菩薩峠:11 駒井能登守の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
そこだ——そこが商売の
秘伝
(
こつ
)
なのだ与八、いいかえ、さっきも言う通り、土地の人は、そんな特別の梅を持っていながら、その味がわからないのだから、まずその味をわからせるようにするのだ
大菩薩峠:29 年魚市の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
してその
秘伝
(
こつ
)
をすっかり呑込んでしまったんだ
大菩薩峠:11 駒井能登守の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
“秘伝”の意味
《名詞》
秘伝(ひでん)
他人には容易に伝えることのない秘密の奥義。
(出典:Wiktionary)
秘
常用漢字
小6
部首:⽲
10画
伝
常用漢字
小4
部首:⼈
6画
“秘伝”で始まる語句
秘伝花鏡
秘伝相承