禪尼ぜんに)” の例文
新字:禅尼
捕まつて平宗清の屋敷に圍まはれ、いけ禪尼ぜんにが、憐れがつて、清盛に命乞ひをするところ。あのくだりに、宗清が紅梅を折つて來て、部屋の壺に揷し、頼朝をなぐさめてやる場面がある。
折々の記 (旧字旧仮名) / 吉川英治(著)