“禅智内供”の読み方と例文
読み方割合
ぜんちないぐ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
禅智内供ぜんちないぐの鼻と云えば、いけで知らない者はない。長さは五六寸あって上唇うわくちびるの上からあごの下まで下っている。形は元も先も同じように太い。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「何、その方の物語は、いけ禅智内供ぜんちないぐとか申す鼻の長い法師の事じゃ? これはまた鼻蔵の後だけに、一段と面白かろう。では早速話してくれい。——」
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)