“神島”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かうのしま33.3%
かじま33.3%
こうじま33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神島かうのしまを以て始まる小田郡の列島の南端に、讃岐の鹽飽七島と對立して北木といふ島がある。島人は島の名を北の木島と解釋して、四國の側から命名したものであらうと謂つて居る。
瀬戸内海の島々 (旧字旧仮名) / 柳田国男(著)
ほら、神島かじまのそばだよ、『はかまかづら』で有名な……。むろん県内の寄附かなんかで建つた小規模のものさ。しかし、自然科学と限つてあるし、特に植物には力を入れるらしいよ。
(新字旧仮名) / 岸田国士(著)
山々の草枯れの色は実に美しいと東の山ばかり見ているうちはや神島こうじままで来て、久礼くれはと見たけれども何処とも見当がつかぬ。釣船が追々に沖から帆を上げて帰って来る。
高知がえり (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)