“久礼”の読み方と例文
読み方割合
くれ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
又、嬢次の母方の里は久礼くれ姓でございますが、万一貴下が同人をお探し下さる場合にはそんな名前を用いているかも知れませぬから御参考迄に申添えておきます
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
山々の草枯れの色は実に美しいと東の山ばかり見ているうちはや神島こうじままで来て、久礼くれはと見たけれども何処とも見当がつかぬ。釣船が追々に沖から帆を上げて帰って来る。
高知がえり (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
枢密院顧問官久礼くれ伯爵の三女ノブ子を誘うて亜米利加アメリカに渡航する事に相成りました。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)