神子筋みこすじ)” の例文
かの陰陽筋おんみょうすじ神子筋みこすじ禰宜筋ねぎすじなどと云われて、時としては世間から婚を通ずるをはばかられる様な家筋のものの中には、当初はこの類けだし少からぬことであったと察せられる。
自分が他のサガリ者の傍例からして、婦人を家族の表役者とする神子筋みこすじのものをもって、もととりあげ業を営んだものだと想像してみたのにも、また幾分の同情を払ってもらわねばならぬ。
俗法師考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)