“神吉（かんき）” の例文
志方（しかた）や神吉（かんき）の小城でさえ、これくらいな努力が要（い）った。まして三木の本城が、より以上、難攻であることはいうまでもない。
新書太閤記：05 第五分冊 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
神吉（かんき）、高砂、野口、淡河（おうご）、端谷（はたや）などの衛星的な小城をまず一塁一塁陥し入れてからでなければ、敵の本拠たる歯根（しこん）を揺がすことは出来ないからである。
黒田如水 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
そしてまず三木城の衛星的（えいせいてき）要害をなしている神吉（かんき）の城や志方（しかた）の城を、たちまち陥した。
黒田如水 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
この大軍にかかられた神吉（かんき）の城も、志方城（しかたじょう）も、一揉（ひとも）みに揉みつぶされた。
新書太閤記：05 第五分冊 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
それらの新武器の威力は、まず神吉（かんき）の城で試された。
新書太閤記：05 第五分冊 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)