“磋磯之介”の読み方と例文
読み方割合
さきのすけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この家というのは、烏山の町の山倚やまよりにある三島神社の社家だった。粂之介はそこの神主で、海後磋磯之介さきのすけの実兄であった。
旗岡巡査 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……その中に、忘れもしねえ、海後磋磯之介さきのすけと、旦那の名も、十七名のうちに、立派に載っていたと思ったが、どうして今日まで御無事に……
旗岡巡査 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お松は今、乾いた洗濯物せんたくものをおろして、畳付たたみつけていたのである。磋磯之介さきのすけの肌着と、小袖、そしてはかまだった。
旗岡巡査 (新字新仮名) / 吉川英治(著)