碧巌へきがん)” の例文
旧字:碧巖
最近は又、碧巌へきがん無門関むもんかん等について日夕坐禅に心掛け、いささか非心非仏の境地をのぞいた。
盗まれた手紙の話 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
種々の栄華の夢になっている時もある。それかと思うと、その頃碧巌へきがんを見たり無門関むもんかんを見たりしていたので、禅定ぜんじょうめいた contemplatifコンタンプラチイフ な観念になっている時もある。
カズイスチカ (新字新仮名) / 森鴎外(著)