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知己
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しりあひ
ふりがな文庫
“
知己
(
しりあひ
)” の例文
自分の家に出入りしてゐる以上、会ふ機会、
知己
(
しりあひ
)
になる機会が、
幾何
(
いくら
)
でも得られると思ふと、彼女の小さい胸は、歓喜のために烈しく波立つて行くのだつた。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
私も品川に子供をさらはれた
知己
(
しりあひ
)
を持つて居りますが、
日頃
(
ふだん
)
はろくに見てもやらなかつた子供でも、惡者にさらはれたとなると、まるで氣狂ひのやうになつて
銭形平次捕物控:043 和蘭カルタ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
また、私が持つてゐるよりも一層實際的な經驗を、自分と同じ性格の人と親しく交際し、私の側にゐる人達よりも、もつと性格の違つた人々と
知己
(
しりあひ
)
になりたいと願つたのだ。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
僕の父なんかも、何時の間にか、あんな連中と
知己
(
しりあひ
)
になつてゐるのですよ。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
知己
(
しりあひ
)
になつてゐる男性に——その職業も位置も身分も十分分つてゐない男性に、突然自動車の同乗を勧める瑠璃子夫人の大胆さに、勧められる信一郎の方が、却つてタヂタヂとなつてしまつた。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
“知己”の意味
《名詞》
知己(ちき)
自分のことをよく理解してくれる人。
知人。知り合い。
(出典:Wiktionary)
知
常用漢字
小2
部首:⽮
8画
己
常用漢字
小6
部首:⼰
3画
“知己”で始まる語句
知己人
知己料
知己等
知己朋友