真澄鏡ますみかがみ)” の例文
宮人たちは歓呼の声を上げながら、二人を目がけて柏の葉を投げた。白洲の中央では、王妃のかけた真澄鏡ますみかがみが、石の男根にがったぬさの下で、松明たいまつほのおを映して朱の満月のように輝いた。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)