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真向
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ひたむ
ふりがな文庫
“
真向
(
ひたむ
)” の例文
旧字:
眞向
綽空
(
しゃっくう
)
は、その朝——まだ暗いうちに岡崎の草庵を出て、白河のほとりを、いつもならば西へ下るのに、
叡山
(
えいざん
)
のほうへ
真向
(
ひたむ
)
きに歩いていた。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
血にまみれた頭も
拭
(
ぬぐ
)
わず、汗にまみれた顔も拭わず、性善坊と覚明は
真向
(
ひたむ
)
きに
輦
(
くるま
)
をひき出した。この声、この力、天地に響けとばかりに。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼の心は
真向
(
ひたむ
)
きだった、一心であった。一刻もはやく会わねばならない。会ってそして自分の誠意をもって兄の心を打たなければならない。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
真
常用漢字
小3
部首:⽬
10画
向
常用漢字
小3
部首:⼝
6画
“真向”で始まる語句
真向浴
真向額
真向梨割