相対峙あひたいぢ)” の例文
旧字:相對峙
三七七八米の富士の山と、立派に相対峙あひたいぢし、みぢんもゆるがず、なんと言ふのか、金剛力草とでも言ひたいくらゐ、けなげにすつくと立つてゐたあの月見草は、よかつた。
富嶽百景 (新字旧仮名) / 太宰治(著)