盲目法師めくらほうし)” の例文
届いても見せるすべのない盲目法師めくらほうしの弁信に向って、ひまにまかせては手紙を書いているのは、ただこの心の不安と苦悶くもんとを、他に向っては訴える由もないからです。
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)