“めくらほうし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
盲法師88.9%
盲目法師11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はかない盲法師めくらほうしでもちゅうぎは人とかわりませぬから、すこしでも御しんろうがえますように、せい/″\御きげんうるわしゅうおくらしなされますようにと、こゝろをこめておつかえ申し
盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
盲法師めくらほうしの弁信とお蝶とが連れ立って通りかかった時、自分はムクと共にあちらから駈けつけて見たけれど、その人は煙の如くに消えてしまった。
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
届いても見せるすべのない盲目法師めくらほうしの弁信に向って、ひまにまかせては手紙を書いているのは、ただこの心の不安と苦悶くもんとを、他に向っては訴える由もないからです。
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)