“白鞘物”の読み方と例文
読み方割合
しらさやもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と思って、見廻しているうち、ふと、お銀様の眼にとまったのは、床の間に立てかけであった、長い白鞘物しらさやものです。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
といって、娘は泣きながら、庫裡くりの方へ帰ってしまったあとで、竜之助は蒲団ふとんの下に敷いて寝ていた白鞘物しらさやものの一刀——殺されたという女が記念かたみにくれた——それを取り出して膝へ引寄せました。
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
袋の中から白鞘物しらさやものを取り出しますと、女は
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)