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疏通
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はけ
ふりがな文庫
“
疏通
(
はけ
)” の例文
疏通
(
はけ
)
口を求めて得られぬ流れにも似てゐた。それまで彼は周圍の喧噪に對して、自ら努力して眼を覆ひ、耳をふさいで來たのであつた。
生活の探求
(旧字旧仮名)
/
島木健作
(著)
そこは多分、社家の
粉場
(
こなば
)
と呼ぶ所でしょう。河原口から
疏通
(
はけ
)
て来る数条の引き水が流れ、流れに添って、四、五軒の水車小屋がかたまッている。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ですから憎悪はお互の胸に張り切れるほど溜まっていても
疏通
(
はけ
)
口がないため益々溜まる。溜まれば溜まるほど内訌する。どうで最後は解かっています。
死の復讐
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
しかしこのやうな情熱のための
疏通
(
はけ
)
口も亦ない。だからかの政治の汚濁に塗れることを肯んじないものは、デカダンにでも落ち込むのほかはない。これは僕だけの問題ではない。
続生活の探求
(旧字旧仮名)
/
島木健作
(著)
疏
漢検準1級
部首:⽦
12画
通
常用漢字
小2
部首:⾡
10画
“疏通”で始まる語句
疏通堰
疏通微妙