當別村たうべつむら)” の例文
その翌日の、忘れもしない十四日の朝、それは時時ときどきうすれ日の射す何となく陰鬱いんうつな曇り日だつたが、私は疲れてゐる妹を宿やどのこして一人當別村たうべつむらのトラピスト修道院へ向つた。
処女作の思い出 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)