“田芥子”の読み方と例文
読み方割合
たがらし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……若い兵隊が一人、口をあけ帽子もなしで、うなじを田芥子たがらしの繁みにひたし、眠つてゐる。雲のもと、草叢に寝そべり、蒼い顔をしてゐる彼の緑の床に、光は雨と降りそそぐ。
少年 (新字旧仮名) / 神西清(著)