“田村成義”の読み方と例文
読み方割合
たむらなりよし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どういう縁故があったか知らないが、同君は銀座の田村成義たむらなりよし氏の家に寄留して、そこから出社していたように記憶している。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
田村成義たむらなりよし翁の語るところによると、この興行は日のべをして純益二万五千円にのぼったということである。そのころの二万五千円は今日の十五、六万円にも値するであろう。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
そのカタリの全文がどういうわけか、田村成義たむらなりよし翁の『続々歌舞伎年代記』に掲載されている。今日それを読むと汗顔に堪えないが、右の事情で、その時にはあれでも一生懸命に書いたのである。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)