琉金りうきん)” の例文
そのわけは、渠にうち込んでゐた一妓がその愛翫する金魚、三つ尾四つ尾の琉金りうきんを立派ながらす鉢ごと渠に贈つたのを、渠がさげて歸る途中で友人に發見されてから、評判になつたのだ。
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)