“球突台”の読み方と例文
読み方割合
たまつきだい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は襲撃者らを球突台たまつきだいで隔て、へやの片すみに退き、そこでまなじりを決し、昂然こうぜんと頭を上げ、筒先ばかりの銃を手にして立っていたが、その姿はなお敵に不安を与え
父は私をそこにれ込んだ。そしていろ/\洋食を命じた。父はビールをさかんに飲んだ。一方の室にある球突台たまつきだいが丁度いてゐたので、父は私と球を突いて見ようと云ひ出した。
ある職工の手記 (新字旧仮名) / 宮地嘉六(著)
グランテールは片すみに押しやられ、球突台たまつきだいのうしろに隠れたようになっていたので、アンジョーラの上に目を据えていた兵士らは、少しも彼に気づかなかった。