“玉城”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たまぐすく50.0%
タマグスク50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本島の知念ちねん玉城たまぐすくから南下して那覇の港へ回航するのは非常に時間がかかる。その労苦を思えば宮古島の北岸へ行くのは容易であった。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
これから二十三年前に編纂した『中山世鑑ちゅうざんせいかん』の中に向象賢は五穀の祭神のことを書いて、久高くだか知念ちねん玉城たまぐすくは五穀の始めて出来た所であるから昔は二月には久高の行幸があり
ユタの歴史的研究 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
あまみきょ・しねりきょは、沖縄本島の東海岸、久高クダカ知念チネン玉城タマグスク辺に、来りよつたと言ふ事になつてゐるが、其名はやはり、浄土を負うてゐるものと見られる。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
玉城タマグスク朝薫の天才が、組踊りの芸能を、享保年中になつて、創造したとは信じられない。又、先進日本の能・歌舞妓が、島の宮廷の式楽に飜作せられたものとも思はれない。
組踊り以前 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)