獨行道どくぎやうどう)” の例文
新字:独行道
獨行道どくぎやうどうの冒頭に、「世々の道に反かず」と書いてゐるのを見ても窺はれる。彼の孤獨と不遇を、生涯、彼に持ち續けさせたものは、やはり「道」の爲だつた。求道すぢへの犧牲だつた。
折々の記 (旧字旧仮名) / 吉川英治(著)