猿猴さる)” の例文
さて木から落ちた猿猴さるの身というものは意久地の無い者で、腕は真陰流に固ッていても鋤鍬すきくわは使えず、口は左様さようしからばと重く成ッていて見れば急にはヘイのも出されず
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)