犬追物いぬおふもの)” の例文
鳥右ヱ門にとつていちばん面白くないことは、鳥右ヱ門の大好きな犬追物いぬおふものをするときにかぎつて、平次の眼が鋭くとがめるやうに鳥右ヱ門の心をさすことでありました。
鳥右ヱ門諸国をめぐる (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
弓も引けぬに犬追物いぬおふもの
笠懸かさがけ流鏑馬やぶさめ犬追物いぬおふもの
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)