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犬神人
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いぬじにん
ふりがな文庫
“
犬神人
(
いぬじにん
)” の例文
坂の者の中の或る者が祇園の
犬神人
(
いぬじにん
)
に役せられ、散所の者の或る者が東寺の散所法師であった事は既に観察したところである。
放免考
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
祇園の下級神人なる
犬神人
(
いぬじにん
)
が
弓弦
(
ゆんづる
)
を作ってこれを売り、「弦召し候え」と呼び歩いたのでツルメソと呼ばれた。
間人考
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
京都祇園の
犬神人
(
いぬじにん
)
が
絃指
(
つるさし
)
を職として、「つるめそ」の名を得たのと南北相対して面白い。また
浄人
(
きよびと
)
とはすなわちキヨメで、掃除人の称である。キヨメは『塵袋』にエタとある。
俗法師考
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
『年中行事大成』がまたこの同意見から、祇園の
犬神人
(
いぬじにん
)
の元旦日華門前に毘沙門経を読誦するということをもって、「唱門師」の名を解せんとしたのは一歩深入りしたものである。
俗法師考
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
祇園社に属していわゆる
犬神人
(
いぬじにん
)
となっていても、なおかつ彼らは
弦指
(
つるさし
)
の内職を必要として、つるめそと呼ばれていたのみならず、京都市中の葬儀に干渉して、ある特権を有していたのである。
俗法師考
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
▼ もっと見る
同祇園感神院の
犬神人
(
いぬじにん
)
すなわち
弦召
(
つるめそ
)
などが有名である。
賤民概説
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
これを
犬神人
(
いぬじにん
)
とも、ツルメソともいいました。
融和問題に関する歴史的考察
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
“犬神人”の解説
犬神人(いぬじにん、いぬじんにん、つるめそ)は、中世から近世にかけて大社に従属した下級神官。神人に順ずる。境内や御幸路の死穢の清掃などに従事した。祇園神社(八坂神社、祇園感神院)の犬神人は有名である。
祇園社以外にも、応永2年(1395年)『鶴岡事書日記』5月10日条に境内で馬血を取る者を犬神人をして取り締まらせる記事があり、諸社に存在したとみられる。
(出典:Wikipedia)
犬
常用漢字
小1
部首:⽝
4画
神
常用漢字
小3
部首:⽰
9画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“犬神”で始まる語句
犬神
犬神憑