“物集”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もづめ50.0%
もずめ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さきに物集もづめ北劍の手から出た書類で、かの小樽の漁業家松田に照會して駄目であつた土地の件を持ち出し
泡鳴五部作:04 断橋 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
こんな話があつてから、氷峰は、きのふ、物集もづめ北劍が來て、義雄に會ひたいと云つてゐたことを語る。
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
暇乞のためだから別段の話しも出なかったが、ただ門弟としての物集もずめの御嬢さんと今一人北国ほっこくの人の事を繰り返して頼んで行った。
長谷川君と余 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
創刊後満一ヶ年を経て私が入社して事務を手伝ふやうになつたときは既に木内、物集もずめ、中野、保持やすもちの諸氏とは顔を合すことは全くなかつたのでした。