牧草まきくさ)” の例文
君の感情は蛮人のやうに新鮮で、君の魂はいつも鵞鳥の卵のやうに牧草まきくさ地面ぢべたの間に転がつてゐた。君の感覚も神経も其処そこで自然のままに曝されためされ鋭く削られて来た。
君の感情は蛮人のやうに新鮮で、君の魂はいつも鵞鳥の卵のやうに牧草まきくさ地面ぢべたの間に転がつてゐた。君の感覚も神経も其処そこで自然のままに曝されためされ鋭く削られて来た。
愛の詩集:03 愛の詩集 (新字旧仮名) / 室生犀星(著)