燧火すりび)” の例文
志丈をしてここへくる前立ち寄った臥龍梅における新三郎の句を「煙草には燧火すりびのむまし梅の中」、志丈自身のを「梅ほめて紛らかしけり門違い」と披露せしめている。
今日君のお名吟めいぎんは恐れ入りましたな、なんとか申したな、えゝと「煙草には燧火すりびのむまし梅のなか」とは感服々々、僕などのような横着者おうちゃくものは出る句も矢張り横着で「梅ほめてまぎらかしけり門違かどちがい」