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熏
ふりがな文庫
“熏”の読み方と例文
読み方
割合
くん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くん
(逆引き)
茶道の講釈を遊ばすと云う有様でござりましたが、その
囲炉裡
(
いろり
)
の縁までが沈の木で出来ておりましたので、妙なる異香があたりに
熏
(
くん
)
じて、並みいる方々の心も空になったと申します
聞書抄:第二盲目物語
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
それから
俄
(
にわ
)
かに紫雲がたなびいて異香が
熏
(
くん
)
じたり、
虚空
(
こくう
)
に花が降ったり音楽が聞えて来たりして、夫婦は
忽
(
たちま
)
ち金色の佛と変じ、黄金の蓮花に乗って天へ昇ってしまったのであるが
聞書抄:第二盲目物語
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
何とも云えない
香
(
こう
)
が
熏
(
くん
)
じて来ましたので、さあ、今度こそは餘程の人が来ると見える、我が身の運も盡きないのだと思って、その時の嬉しさと云ったら、ぞく/\しながら待ち構えていましたら
三人法師
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
熏(くん)の例文をもっと
(2作品)
見る
熏
漢検1級
部首:⽕
14画
“熏”を含む語句
熏伝
熏染
熏豚
熏陸