煙硝蔵えんしょうぐら)” の例文
煙硝蔵えんしょうぐらのある二の丸下まであるかなければならなかったが、それでも一日に一度は必ず、どちらかがたずねあうのであった。
饒舌りすぎる (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
普請事というのは何か鉄砲の煙硝蔵えんしょうぐらを立てるとかいうことなんだそうだ、なにしろお上の仕事だから、小さな仕事ではあるめえと思う、お金方きんかたも出張っているだろうし
煙硝蔵えんしょうぐらを調べて見たけれども、そこにはなんらの異状もありません。
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
その舶来の煙硝蔵えんしょうぐらとやらへ、俺らもおともをしてみてえものだな