焠児マッチ)” の例文
静にしたりし貫一は忽ち起きて鞄を開き、先づかの文をいだし、焠児マッチさぐりて、封のままなるそのはしに火を移しつつ、火鉢ひばちの上に差翳さしかざせり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
佐「甘糟、焠児マッチを持つてゐるか」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)