トップ
>
烘
>
や
ふりがな文庫
“
烘
(
や
)” の例文
柳河の夏はかうして凡ての心を重く暗く腐らしたあと、池の辺には鬼百合の赤い閃めきを先だてゝ、
烘
(
や
)
くが如き暑熱を注ぎかける。
水郷柳河
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
烘
(
や
)
く如き熱、腐りたる蒸氣の中にありて、我血は湧きかへらんとす。沼は涸れたり。テヱエルの黄なる水は
生温
(
なまぬる
)
くなりて、眠たげに流れたり。西瓜の汁も温し。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
柳河の夏はかうして凡ての心を重く暗く腐らしたあと、池の
邊
(
ほとり
)
に鬼百合の赤い閃めきを先だてゝ、
烘
(
や
)
くが如き暑熱を注ぎかける。
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
烘
部首:⽕
10画
“烘”を含む語句
可烘
温烘