“烘(や)” の例文
柳河の夏はかうして凡ての心を重く暗く腐らしたあと、池の辺には鬼百合の赤い閃めきを先だてゝ、烘(や)くが如き暑熱を注ぎかける。
水郷柳河 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
烘(や)く如き熱、腐りたる蒸氣の中にありて、我血は湧きかへらんとす。沼は涸れたり。テヱエルの黄なる水は生温(なまぬる)くなりて、眠たげに流れたり。西瓜の汁も温し。
柳河の夏はかうして凡ての心を重く暗く腐らしたあと、池の邊(ほとり)に鬼百合の赤い閃めきを先だてゝ、烘(や)くが如き暑熱を注ぎかける。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)