“火燈口”の読み方と例文
読み方割合
かとうぐち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゾクゾクと寒気さむけが立ち、書院の火燈口かとうぐちの方を見やると、そこに微かな人のしわぶきの声がします。
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
と、そこの、火燈口かとうぐち小襖こぶすまを、外からかろく叩く者があった。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
火燈口かとうぐちの下に座を構えた盲法師めくらほうしの弁信は、物を言いはじめました。
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)