瀝青チヤン)” の例文
凧の絲の鋭い上にも鋭いやうに瀝青チヤンの製造に餘念もなかつた時、彼女かれは恐ろしさうに入つて來た、さうして顫へてる私に、Tonka John. おまへのおつかさんは眞實ほんとのお母さんかろ
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
朱色しゆいろめん(朱色人面の凧、Tonka John の持つてゐたのは直徑一間半ほどあつた。)を裸の酒屋男七八人に揚げさせ、瀝青チヤンを作り、幻燈を映し、さうして和蘭訛の小歌を歌つた。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)