濰県いけん)” の例文
濰県いけんあたりとか聞いたが、今でも百姓が冬の農暇のうかになると、鋤鍬すきくわを用意して先達を先に立てて、あちこちの古い墓を捜しまわって、いわゆる掘出し物かせぎをするという噂を聞いた。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「北海営陵えいりょう(山東省・濰県いけん)の生れ王修、あざな叔治しゅくちという者です」
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)