“濮陽城”の読み方と例文
読み方割合
ぼくようじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
失意の漂泊さすらいをつづけていた一介の浪人は、またたちまち濮陽城ぼくようじょうあるじだった。先に曹操を思うさま痛めつけて、城兵の士気はいやが上にもたかまっていた。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今、濮陽城ぼくようじょうは留守の兵しかいません。呂布は黎陽れいようへ行っているからです。即刻、閣下の軍をお進め下さい。わたくしどもは機を計って内応し、城中から攪乱かくらんします。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)