澪木みおぎ)” の例文
或る朝、彼は五番の澪木みおぎの沖で釣っていた。霧の深い日で、十メートル先も見えないくらいだったが、その中を一そうの大型機械船がやって来た。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
或る朝、彼は五番の澪木みおぎの沖で釣っていた。霧の深い日で、十メートル先も見えないくらいだったが、その中を一そうの大型機械船がやって来た。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
波は瑠璃るり色に輝き、空には石竹色の美しい雲が流れていた、ずっと沖にはごぜえきの走るのが見え、其の向うには上総の山がかすんでいた、予はべか舟を沖へと進め三番の澪木みおぎまで出た