トップ
>
湯気
>
ゆけ
ふりがな文庫
“
湯気
(
ゆけ
)” の例文
旧字:
湯氣
この間
家
(
うち
)
の赤ん坊を湯に入れた時、赤ん坊が
湯気
(
ゆけ
)
に
上
(
あが
)
って、引きつけたといって五分ばかり泣声を出した。自分がこの下女の異様な声を聞いたのは、それが始めてである。
永日小品
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
なるべく二銭五厘の湯銭を活用しようと云う精神からして、かように赤くなるのだろうが、早く上がらんと
湯気
(
ゆけ
)
にあがるがと
主思
(
しゅうおも
)
いの吾輩は窓の
棚
(
たな
)
から少なからず心配した。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「僕はもう
湯気
(
ゆけ
)
に上がりそうだから、出るよ」
二百十日
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
湯
常用漢字
小3
部首:⽔
12画
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
“湯気”で始まる語句
湯気出