湯気いき)” の例文
旧字:湯氣
鳥目ちょうもくとてはござらぬが、饑饉ききんのおりから米飯がござる。それもわずかしかござらぬによってわしの分だけ進ぜましょう」——急いでくりやへ駈け込んで湯気いきの上がっている米飯を鉢へ移して持って来た。
開運の鼓 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)