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渋紙色
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しぶがみいろ
ふりがな文庫
“
渋紙色
(
しぶがみいろ
)” の例文
床
(
とこ
)
の
間
(
ま
)
には一度も掛替えたことのないらしい
摩利支天
(
まりしてん
)
か何かの掛物がかけてあって、
渋紙色
(
しぶがみいろ
)
に古びた
安箪笥
(
やすだんす
)
の上には小さな仏壇が据えられ
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
中からは
渋紙色
(
しぶがみいろ
)
に変色した人間の片腕が出て来た。肱のところから見事に切断され、切口に黒い血がかたまっていた。たまらない臭気が鼻を打った。
一寸法師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
皮膚の色は、君は恐らく
渋紙色
(
しぶがみいろ
)
を想像するであろうが、案外そうではなくて、若し皺を引き伸ばしたら、僕なんかの顔色よりも白くて美しいのではないかと思われる程であった。
悪霊
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
渋
常用漢字
中学
部首:⽔
11画
紙
常用漢字
小2
部首:⽷
10画
色
常用漢字
小2
部首:⾊
6画
“渋紙”で始まる語句
渋紙
渋紙面
渋紙包
渋紙屋